ヘヴィギアの世界

※注意※

現在、ドライブスルーRPGにて公開されている公式PDFの気になる部分をグーグル翻訳にぶち込んでわからないところは適当に妄想でそれっぽい文章にしたものを公開します。
ですので翻訳ではありません。
個人が趣味の自己満足でぶち上げているものですので、そこらへんご理解のうえでもお楽しみいただけたのならば幸いです。

<参考>
5版ルールブック ヘヴィギアブリッツ!リビングルールブック
4版ルールブック ヘヴィギアブリッツ!ロック&リロード

 

◆ヘビーギア世界にようこそ!

ヘビーギアは遠い宇宙にある人類の植民地 惑星”テラ・ノヴァ”が舞台だ。
52世紀に突然、500年に渡る地球支配が途絶え、テラノヴァと他の9箇所の植民地は混乱に包まれた。
しかし、その長い歴史の中でテラ・ノヴァは、地球からの支援なしでも自活するだけの発展を遂げていた。
生まれたばかりの世界を持つテラノヴァであったが、この時代にはすでに都市や集落、近代的な人間社会を維持するために必要なすべてのインフラを持っていたのだ。

地球がテラノヴァを放棄したことで、既存の政治秩序は崩壊し、無政府状態になった。
そんな中、カリスマ指導者が徐々に抬頭し、数百マイルにわたる荒々しい荒野によって互いに境界ができ、テラ·ノヴァの各都市は独立した都市国家となった。
はじめは、各都市は互いに防衛同盟を結び、隣国からの侵略に備えたが、やがて、2世紀にわたる統合戦争の結果、主要な7つの連盟が、2つの大きな連盟を結成した。
すなわち、ザ・コンフィデレーテッド・ノーザン・シティステーツ(北部都市国家同盟/CNCS)とザ・アリード・サウザン・テリトリーズ(南部領地連合/AST)の誕生であった。

各連合国の領地は惑星を極に二分する形で拡大した。
惑星の赤道数千キロに渡ってに広がる広大な砂漠地帯バッドランドは、2大国の間で多くの対立の焦点となった。
これらの小競り合いは忌まわしき”セント・ヴィセント戦争”により終りを迎える。
テラノヴァ植民地時代の恒星間航行宇宙船「協約貨物船セントヴィンセント号」が発見され、その遺産を巡る戦いにより、遺伝操作された疫病がテラノヴァ全土に散布されてしまった。この未知の疫病は世界中の数百万の無垢な子供たちの命を奪ったのだ。
この事件は二大勢力の戦意を喪失させ、両国は再び和平の道を模索しはじめた。

その後、両国家は摩擦などを抱えつつ、冷戦へと突入してゆく。
それは疑心暗鬼の時代であった。力のあるブローカー(闇商人)やスパイが国家を超え、自己の利益のために2大国の操作に暗躍した。…徐々に両国間での開戦が迫っているかのように見えた。

TN(テラノヴァ歴)1913年。突如世界は一変する。
突如、宗主惑星の地球から、かつての植民惑星へコンタクトがあったのだ。

宗主惑星地球は、独立した植民惑星を再びその支配下に納めるため、高度な技術により編成されたコロニアル・エキスパンディショナリー・フォース(植民惑星奪還遠征軍/CEF)を地球大使としてテラノヴァに送り込んだのだ。
高度に訓練された、40万人を越すジーレル(ジェネラル・リコンバインド・エクスパーメンタル・レギオナリーズ/遺伝子再結合実験兵団/略称GREL)と呼ばれる遺伝子改良を施された超戦士の軍勢を前に、テラノヴァの両国は共同作戦を余儀なくされた。
暗躍していたスパイやブローカー達の、自らの国を戦争のために売り渡す準備は、性急に路線変更し、共通の外敵に対しての両国同盟になった。
CEF軍は当初、テラノヴァ軍を圧倒しながら粉砕し、再征服を容易に達成できる見込みであったが、そこで出会ったのは、戦争の瀬戸際で自らの独立のために一致団結した強固な軍団であった。
それでもなお、CEFの強襲は、両国家連合の郊外地域にまでのこる深い爪痕を残した。

TN1916年。CEFとテラノヴァ防衛軍の戦いは、”バハの戦い”で収めたノースとサウスの連合軍の最初の決定的な勝利によってに突如消耗戦に移行した。
これは、バッドランドのピースリーバー市に拠点を構える、世界最大の武器供給メーカのパクストン社が同盟に加わることを意味した。
彼らはもともと中立を宣言していたが、実際には、バッドランドの民兵と、ピースリーバー軍として共に戦うため、武器や戦闘車両を秘密裏に準備していたのだ。
パクストンの介入は、疲弊したテラノヴァ防衛軍に、多くの兵や物資を供給したのだ。
TN1917年。CEF軍は絶望的な3方面作戦へ発展してしまった戦場を、GRELを主力とする10万の兵を惑星上に残して撤退した。

最初は平和が実現すると思われた。
しかし、CEFの脅威が去ったことで、CNCS(ノース)とAST(サウス)の両国間には再び緊張が走り始めた。両者は擦り切れた古い確執を忘れられないのだ・・・。

地獄の封印が再び破られようとしている・・・・。

 

◆惑星テラ・ノヴァの地勢

惑星テラ・ノヴァは、地球よりもはるかに温暖だ。
開けた水源は、極の近くにいくつかの湖や小さな海がある程度だ。
大半の水はマク・アレン・ネットワークと呼ばれる、地表の近くにある広大な地下トンネルで供給されている。
北半球は山岳が多い温帯で、南半球は熱帯のジャングルの覆われた湿地だ。
赤道には人を寄せ付けないバッドランド砂漠がある。この砂漠にはたくさんの鉱物資源があり、両国の鉱物資源供給所として抗争の種になっている。

 

●<北軍>
北半球ではCNCSの旗のもと、ノーザンライツ連合(NLC)、ユナイテッド·マーチャンタイル連盟(UMF)、ウェスタンフロンティア保護領(WFP)の3カ国が比較的対等な同盟関係で団結している。
これらのリーグ間には時折の国境紛争やいざこざがあるが、一般的には、南部への拡張論者と共通の文化的繋がりによって結ばれている。
ほとんどの北部には、修正主義教会(リビジョニスト・チャーチ)のメンバーである。
修正主義教会は、地球の植民地放棄後の長い復興の際にテラノヴァに生まれ信仰である。
TN1935年は、サウスの軍事強化と、著名な修正主義教会指導者の暗殺により、恐怖と宗教的情熱が高まっている。

CNCS軍は、ノーザンガード(NG)と呼ばれる共同軍を持つ。
ノーザンガードのすべての兵士は3同盟の正規軍からの優秀な志願兵で構成されている。
まだ、各国は、独自に独立した軍隊を維持している。

NLG軍は、最大の勢力であり、非常に士気が高い。
UMF陸軍は商業都市国家の大規模な製造力によって、最高品質の装備を有する。
WFP軍は規模と装備の面では両者に劣るが、一方で、実戦経験が豊富で非常に練度が高い。

★テラノヴァ:北部生存圏
<CNCSの人口動態統計>
設立日:TN1692
政府の方法:独立国による同盟
国家元首:裁判長ウィンストン・スターク
メンバー:ノーザンライツ連合、ユナイテッド・マーチャンタイル連盟、ウエスタンフロンティア保護領、他、各種バッドランド保護領(マサダ市、レッドサンズ市、ティミンズ市、ウンデッド・ニー市)
首都:ヴァレリア
人口:78万人

●<南軍>
ASTは、強力なサウザン・リパブリック(南部共和国/SR)の主導により、衛星国家を支配している。
メコンドミニオン(MD)、イースタン・サン首長国連邦(ESE)、ヒューマニストアライアンス(HA)の3国は、それらの名を有す以前よりSRによって実効支配されている。
これらの国の指導者たちは、SRへの協力の見返りとして裕福な暮らしが約束されているが、一般の市民の幸福度は低い。そのため、しばしば、市民は平等なの文化や経済を求めるが、力によって抑圧されている。
近年では頻繁に暴動が発生するため、都市の治安維持のために軍備の増強が求められている。
ノースの干渉により暴動の火が煽られるため、多くのサウス人が処罰戦闘に巻き込まれ、泣いている。

一般的にサウス領土の防衛は、サウスの全地域から集められた徴集兵や犯罪者で結成される、MILICAによって賄われている。
サウス軍の持つ真の実力は、無慈悲なSRAだ。その他の国家には、自衛のための軍が許可されているが、規模や装備に大きな製薬が儲けられている。
メコン平和維持軍(MP)密集した都市やジャングル戦に焦点を当てた高度な訓練を受けている。
ESEは、軍を持たないが、各首長が従者や私設部隊を有する。
ヒューマニストアライアンス防衛軍(HAPF)は、小規模ながらも戦意が高く、しばしばCEFからのリバースエンジニアリングによる高性能兵器を有する。

★テラノヴァ:南生存圏
<AST人口動態統計>
設立日:TN1681
政府の方法:衛星都市国家群同盟
国家元首:護国卿ジャック・モレー
メンバー:南部共和国、メコンドミニオン、イースタン・サン首長国連邦、ヒューマニストアライアンス、各種バッドランド保護領(アゾフ市、ニュー・バハ市、ヴェストファーレン州)。
首都:ポートオアシス市
人口:156万人

 

●<バッドランド>
この地は単一の国家によって収められていない。
広大な砂漠には、小型車両で構成する小規模な強盗や独居者が、雑草のように根強く生活している。
この地に眠る莫大な鉱物資源を求めて、各国は、戦略的要所に前線基地に囲まれたオアシス・タワー都市をつくろうとしている。

 
バッドランドで最も有力な勢力は、巨大兵器メーカーのパクストン社の本社がある、都市国家ピースリバーだ。
パクストン社は南北両方へ武器を供給する見返りとして、ピースリーバー周辺の自治と独自の軍備を得ている。
ピースリバー国防軍(PRDF)は、盗賊や両国からの侵略に備えて、パクストン社の製造する最高品質の装備で住民を保護している。
PRDFはよく訓練されているが、その勢力は頭打ちであり、パクストン社は現状では十分でないと思い始めている。

★<ピースリーバー人口動態統計>
設立日:TN1595
政府の方法:株式会社
国家元首:代表取締役社長/ CEOジェラルド・シモサ
首都:ピースリバー
人口:220、000

 

 

一方でバッドランド新進気鋭の勢力はNuCoal(新連合/ニュー・コアリション)だ。
CEFの敗残兵によって作られたポート・アーサー市を中心とした勢力で、アーサリアン・コープス(AK)軍の実力はNuCoalの存在を無視できないものにしている。

★<NuCoalの人口動態統計>
設立日:TN1932
政府の方法:貿易同盟
国家元首:会長ロイズ・マルコム
メンバー:ポートアーサー市、プリンス・ゲーブル市、
ランス·ポイント市、テンプル・ハイツ市、ニール要塞
首都:プリンス·ゲーブル市
人口:約55万

他にも小規模な都市国家がバッドランドには点在している。
ほとんどは、あらゆる種族のならず者や放浪者が漂流して作られた辺境の街である。
例外は”ゴミの街 ケャー・アド・ディン”だ。
ここは広大な廃棄場だが、この地を長く納めるケャー・アド・ディンが主催する”ギアの地下決闘場”の本拠地となっている。
最近では、ノースの駐在員のカトリーン・サンズと呼ばれるギア・トレーナーによって、デュエリストによるその場しのぎの防衛隊が組織されるようになっている。
ケャー・アド・ディンの軍の多くの兵士は取るに足りない雑兵だが、いくらかの兵士はこの惑星で最高の腕と改造ギアを持つ存在なのだ。

 

◆戦争と兵器
テラノヴァでの戦争はヘビーギアの登場により大きく変化した。
初期のコンバットウォーカーは、不器用で脆弱な全地形対応戦車が研究されていた3000年前まで遡れる。
唯一の例外は、遺伝子操作されたプライム騎士団が使用した恐ろしいパラディン歩行戦車だったが、彼らの技術は継承されなかった。
ヘビーギア(通称:ギア)は、植民地時代に使用される建設用ウォーカーを元に、戦闘用に再設計され開発された。
ギアは、歩兵の柔軟性と装甲車両の持つ装甲と火力の中間点の性能を併せ持つ妥協の産物である。
ギアは(型式により差はあれど)平地、山岳、森林、都市など、地形にあわせて優れた機動性を発揮する。
このワンマン歩兵戦車は、操縦士を守る装甲を有し、従来の兵士を上回る走破性と搭載能力を有する。
ギアは柔軟性を重視して設計されており、戦場での手持ち武装の交換を始め、数時間もあれば完全に装備を交換することが可能である。
量産型ギアはテラノヴァにおいて、軍の大部分を占めるのに十分に安いコストで生産されている。
ギアの存在はCEFからの侵略を退けるのに大きく貢献したが、軍の戦術家達は、ギアがまだ歩兵、重装甲戦闘車両、野砲、航空からの支援に大きく依存していることをすぐに指摘している。

 

◆ヘビーギア
ギアは万能支援車両や高機動戦闘車両として惑星テラノヴァ上のあらゆる軍隊で使用されています。
パイロットはギア胸部の単座席に収まると、自身の頭をギアの頭部に重ねるように搭乗する。操縦席は非常に窮屈で少しの予備スペースしか無い。
ギアの操縦には操縦桿、いくつかの親指ボタン、指活性型トリガー、2対のフットペダルで操作される。
パイロットは、高度なVRヘルメットを介して外界の情報を受信する。
このヘルメットを使用すると、兵士は、関連する情報が視界の上に重ねて表示され、コックピット内でも、外にいるような視界を得られる。

一般なギアは不整地走破性を維持するために2系統の移動システムを持つ。
主に使用されるのは、起伏の多い地形や精密な操縦のために使用される二足歩行移動方式。
セカンド・ムーブメント・システム(二次運動システム/SMS)として、最も頻繁にギアが使用するのは、ハイテク・ローラースケーターのような動きをする、パワーホイール式走破装置だ。
これは不整地では機能しないが、ギアに高速移動を提供する。

ギア技術の驚異は、操縦席の下に位置する洗練されたニューラル・ネットワークCPUにある。
このCPUが、パイロットの入力をギアの行動に反映する。
CPUはパイロットごとに合わせた訓練が必要なことから、人間のパイロットに等しい価値があるとも言える。
すべてのギアパイロットは、ギアから脱出するときに、可能であればCPUをすべて持ち出すように訓練を受けている。
ギアCPUには知覚力が無く、パイロットがそれを補う。
経験豊富なCPUは、賢い犬に等しい補助が望める。
CPUの補助があり、はじめてギアは人間に近い複雑な動作が可能となっているのだ。

 

◆パワープラント(動力)
テラノヴァの車両の主な動力源は、V型エンジンである。
20世紀後半にコロラド大学で開発された、高効率空冷ツインドライブ・パワープラントが元になっており、最小限の稼働範囲を持ち、ほぼすべての可燃性燃料で駆動する。
ユニークなV型エンジンは、様々なギアの「バックパック」として使用されている。”マンモス”のような大型ストライダーでさえ、高出力で完全密閉型に改造された2基のモンスターエンジンで稼働するのだ。
他の動力が一部の特務車両に使用される場合もある。超電導バッテリーを使用するステルスギアや、ガスタービンエンジンで駆動するホバー戦車などがこれらに該当する。しかし、軍事的に有用でであっても、維持コストや保守作業時間の増加の観点を加味すれば採用されるのは稀であるようだ。

◆その他の戦闘兵器
<ストライダー(歩行戦車)>
ストライダーとは、軍用/民用を問わず、テラノヴァ上で使用される、多種多様な非人間型歩行車両の俗称だ。
大抵のストライダーは広い車体を持つアメンボのような形状で、大抵はギアと戦車の中間の重火器火力支援を担う存在となっている。
適切に支援されている場合、ストライダーは非常に有効な戦力となる。
様々な違いはあるが、一般的にストライダーは操縦手と砲手の2人組の乗組員で運用される。
ギア同様、進化型ニューラルネットワークCPUの恩恵をうけることで、限定的な環境でしか活動できないストライダーでも大きな長所を発揮できるのだ。

<タンク(戦車)>
テラノヴァでは何世紀にもわたって、軍の主力は、重装甲戦車である。
重装甲、高火力、高機動。戦車は常にこれらを満たす。
戦車の装備は現代と殆ど変わらない。単一の重砲を中心に設計されており、しばしば戦場で使用される小型レーザー砲が搭載されている程度だ。
戦車はその機動力と超射程を活かせる開けた戦場で有用に活用できる。
一方で、入り組んだ地形では操縦性が失われるため、全地形対応能力に富む機動兵器からの攻撃に脆弱なようだ。

<ホバータンク(ホバー戦車)>
CEFのホバー戦車は、通常の戦車の設計から大きく逸脱している。
強力なターボファンと、ベクターノズル(可動式噴進装置)を用いることで高速、高機動を実現している。
従来の戦車に比べてると、軽く、装甲は弱いが、代わりに、高度な技術で作られた強力な兵器を運用する。
CEFの主力戦車であるHT-68の重粒子砲(HPA)は、テラノヴァの技術者はいまだに複製できない。

<ランドシップ(地上戦艦)>
湿地の多いテラノヴァの海軍では、チタン相当の軽金属で作られた地上戦艦が運用されている。
惑星の特異な磁気特性を利用して、これらの巨大な船は、陸上を航行できる。
地上戦艦は恐ろしく高価であるため、一握りの巨大国家のみが所有できる。
その巨体は膨大な兵員輸送能力を有し、近距離用の防衛レーザー兵器、長距離支援砲撃など高い火力を運用を可能とする。
平時は独立運用されるのが常だが、重要な大規模作戦では艦隊が編成されることもあるようだ。

<エアクラフト(航空戦力)>
テラノヴァの戦場において、航空機はその役割を大きく変えた。
強力なレーザー兵器の登場は、超超射程からの対空砲激を可能にし、航空機の持つ長距離支援能力を奪った。
さらに悪いことに、テラノヴァの持つ予測不能な天候と、激しい嵐が長距離航空機の飛行を不可能なものにした。
このため、航空機は、一般的に地上部隊のための短距離近接支援に限定されている。
伝統的な航空機やヘリコプターに加えて、テラ·ノヴァの軍隊は「ホッパーズ」と呼ばれる、地上攻撃用に最適化された短距離VTOLを利用している。

<ウエポン(兵器)>
テラノヴァ上の武器は、驚くほどの惑星間で標準化されている。
企業、軍事スパイと、どこにでも偏在するパクストン社の共通化によって、両陣営で使用されるほとんどの武器はシンプルで頑丈なデザインを有し、ほぼ同一の仕様を共有している。
ギアの燃料は高粘性のゲル状燃料を噴射、燃焼して生み出され、エネルギー兵器の動力は、V型エンジンに接続された大容量の電池パックから供給される。
信頼性と共通規格化はテラノヴァのような惑星ではとても重要視される、兵站から切り離された状態でも、戦死者や廃品の再利用により、独立した補給をも可能にする。

 

◆勢力概要


<”信仰の槌”ザ・コンフィデレーテッド・ノーザン・シティステーツ(北部都市国家同盟/CNCS)>
CNCSの領土の北半球は、雄大な山々、肥沃な谷、風の強い平野が広がっている。
CNCSは、評議会によって支配され、そのメンバーは連合を形成する都市国家と同盟によって任命される。
評議会に影響を持つ国家はNLCとUMFだが、どちらも過半数の議席を持っていないため、しばしば法案を通過させるため、WFPや独立都市国家の協力を仰ぐ。

CNCSは、加盟国に共通の貿易や外交政策を確立するために機能している。
北半球の各国は全体として連合することにより、その力と影響力が大幅に増大することに気づいたのだ。
CNCSは、外部に対し一枚岩であるように努めているが、その内部には深い溝が残っている。
サウス(AST)とは異なり、CNCSの加盟国には自治権が確立されており、CNCSは内政に干渉する権限を有していない。
各国家は、頻繁に裏での駆け引きを行い、その結果がCNCSの理念を形作っている。

サウス(AST)との開戦以降、残虐なサウスの帝国主義と快楽主義を上回るような混乱がノース国家に広がっている。
開戦以降サウス(AST)との戦闘は横這いであるにもかかわらず、北部の住民の多くは、サウス(AST)を
大きな脅威として捉えている。一方で、惑星共通の利益のためにサウス(AST)との協調が必要だと考える人達もいるようだ。
第二従事トール・ハッチンソン(ソレント修正主義教会の指導者)、ビクトリア元帥エデン・スミス(ノーザンガード最高司令官)
などのノースの著名な政治、宗教の指導者たちは、都合に合わせてこの感情を利用している。

<”矜持の剣”ザ・アリード・サウザン・テリトリーズ(南部領域連合/AST)>
テラ·ノヴァの南半球は南部領域連合(AST)に支配されている。
ASTは遠方との対等の同盟、南部共和国による傀儡国家で成り立っている。
ASTは、名目上は教皇庁によって支配されているが、教皇庁を構成する25名は南部共和国のエステート・ゼネラル
(僧職、貴族、平民による三部会)によって任命されるため独立した組織とは言いがたい状態である。
教皇庁の最も重要地位は3名のロード・チャンセラー(大法官)で、各大法官ごとに1つの傀儡国家の統治が割り当てられる。
そしてこの中の1名がロード・プロテクター(護国卿)としてASTの運営を任せられている。

日々の生活において、教皇庁の影響は最小限である。。
傀儡国家の運営は、ASTの巨大な官僚機構によって処理されている。
官僚機構は広く腐敗しているが、南部の政治情勢は大きな変化を困難にしている。

現在の護国卿ジャック・モレーは、三部会の支配から独立し、伝統を破った。
モレーの指導により、教皇庁は権威を増し、反乱鎮圧と、反対意見の抑圧のためにMILICIA(ミリシャ)が各都市に配備されている。
公にモレーに反対するものは姿を消し、彼に対して反対票を投じる教皇庁のメンバーにも反逆罪が適用されている。

<”自由の盾” ピースリバー>
テラノヴァ中を見渡してもバッドランドの都市国家ピースリバー、誇りの象徴のような
かの都市国家を超えるものを見つけられないだろう。
この歳は巨大なメサ(頂上が比較的平らで周囲に急な崖がけを持つ地形)の側面に組み込まれており、
350mを超える巨大な防壁シャッターは、バッドランド最悪な竜巻や軌道上からの核攻撃さえも遮るだろう。
都市を貫く巨大なピースサインを思わせる飛行滑走路は、この都市の力強さの象徴でもある。
飛行場の上に佇む巨大なオアシスタワーは、この都市の創設者エバート・パクストンの高級オフィス
そしてそびえ立つ。
街全部がパクストンの軍事、金銭、その存在を占める巨大な力の象徴なのである。

この都市はパクストンアームズ社そのものと言って良い存在であり、この都市のルールはパクストン社社長の
意思とも言える。
市民は会社での役割に応じて、管理者、経営者、労働者の3つのカーストに分類されている。
この仕組は多くの反感を呼び、特にエバート・パクストンの思惑が労働者の権利を大きく侵害するとき、
度々暴動が発生した。
治安維持軍(POC)とパクストンセキュリティ(PaxSec)は、ピースリバーやパクストン社に対して
悪意を持つものに、極端な方法を持って対処することで有名である。
また、都市の軍事粗組織であるPRDF(ピースリバー自衛軍)は真逆の存在であり、都市やその保護領の
自由と平和を守る守護者である。

<”統べられし武器”ザ・ニュー・コアリション(NuCol/ニュコール/新生連合)>
新連合(NuCoal)は、テラ・ノヴァのウエストリッジ地方とバリントン盆地にまたがる幾つかの都市国家間の
貿易同盟としてTN1932年に生まれた。
後にこの同盟は、極間戦争によって荒れ狂う2大国家の恐怖から身を守る都市防衛協定へと発展してゆく。
ニュコールのロゴになる7つの剣は、同盟の中核を構成する主要な都市国家を表したものである。
中央の巨大な剣は大きな軍事力を持つポートアーサー市を表したものであり、周囲の6つの剣はそれぞれ
フォート・ニール市、プリンス・ゲーブル市、テンプルハイツ市、ニネベ市およびエレク市、ケヤー・アド・ディン市
を表している。

<”反逆の鏃”リーグレス(はみ出し者達)>
テラ・ノヴァに住む誰もが、大国の保護下や、防衛同盟の庇護下に所属しているわけではない。
これらの加護を得られない者達は、無法地帯において盗賊に成り果てたり、生きるために転々と移動する
流浪者になるしかない。
また、家を追われた一部の者は、傭兵として生計を立てている。
殆どのはみ出し者達は、バッドランドと呼ばれる、この惑星で最も過酷な赤道周辺の広大な土地にひっそりと住んでいる。
バッドランドで生きる者達は、乾燥した過酷な土地でほそぼぞと農業を行い、小さな街で取引をする必要がある、
日々物足りない生活を強いられている。
バッドランドは太古の地球の西部開拓時代のような、銃こそが最も重要な法律の無法地帯であり、自由とはただの言葉別であり
別の世界の概念でしか無いことを早々に学ぶ必要がある土地なのだ。

<”宇宙の変革者” ブラック・タロン>
タロン計画は、テラ・ノヴァの長い歴史の中でもっとも重要な試みであると言えるものだ。
計画の開始以来、強大な侵略者についての知識共有がなされ、テラ・ノヴァすべてが唯一
結束するものである。
CEF(地球の植民遠征軍)の再度の進攻があった場合、タロン計画こそが唯一の防衛策であり
希望でもある。
歴史の偉大な出来事の例に漏れず、この計画はごく少数の異端者達のアイディアによって
立案されたと言われている。

<”運命の騎兵槍”コロニアル・エクスパンディング・フォース(CEF/植民遠征軍)>
地球軍は、友人としてではなく、暴虐な征服者として再びテラ・ノヴァに現れた。
ザ・ニュー・アース・コモンワース(NEC/新地球連邦)は、数百年前に手放したその植民地が
その手に再び戻らない事を知っている。
ゲートシップを改良し、軍艦はモジュール化され、可能な限り迅速に建造された。
CEFの軍隊はホバータンク軍団と軌道輸送戦闘機、遺伝子改造された超人兵グレイルで武装している。
地球の栄光を再び捕り戻すために、8つの艦隊がかつての植民地に派遣された。

<”欺瞞の刃”カプリス>
カプリスは居住可能地域に欠いている。
惑星を縦断する大きな猫の目のような谷以外には住めない不毛土地が広がる。
人類がこの星に定住するために長い年月を必要とした。大きな溝の外で活動するには
未だに酸素タンクと呼吸器機器が欠かせない。
カプリスはロキ星系に存在する無数のゲートを探索するために、企業主導で作られた世界
であり、労働者や科学者がこれらの過酷な探査作業に割り当てられている。
ロキ星系は地球と他コロニーを結ぶ星間航路であり、その性質上、地球最初の植民地域として
星間貿易で栄え経済大国として成長した。
地表は見捨てられた不毛惑星だが、地質的には裕福だ。
このため表層には何世紀にも渡って生まれた露天鉱床や鉱山キャンプ後が永遠と続いている。
表層世界には見捨てられたリビタリー達が孤独な生活を送っている。放棄された施設やキャンプを
転々と移動して短い一生を過ごしている。
リビタリーは丈夫な人達である。望みのない世界で粘り強く生きる力を持っている。
投獄のため、この地表世界に労働者として送り込まれた人々は、鉱山での強制労働につかされるが、
これらの追放者はリビタリー達に友人や家族として受け入れられ取り込まれている。

<”孤独なる自動機械群”ユートピア>
地球からの支援の撤退後、翌年のユートピアには地獄が待っていた。
諍いから核/生物兵器を使用した全面戦争に突入し、かつて緑豊だった惑星は、
無差別な廃棄物投棄場となった。
戦争により地表の居留地を失った生存者達は、迫り来る終末の狂気を待ちながらも、
巨大な要塞や、地下施設を 建造していった。
巨大な大戦は生存戦争へと変貌を遂げ、彼らの無人戦闘機械技術はより洗練されていった。
CEFが再びユートピアに訪れたとき、彼らは荒廃した惑星で戦う優れた兵器群を目の当たりにした。
この自体に直面したCEFは、優れた技術で武装する全てのユートピアの人達を同盟として迎え入れる
選択をした。

<”危険なカトラス”エデン>
エデンの社会は貴族による封建制度で構成されている。
制限された戦争は惑星全土に中継され、ゴーレム型パワーアーマーを率いた貴族同士が
古代の騎士のごとく戦うのだ。
一方海では海賊免状を持つ海賊たちが、汚い手を尽くして他国を牽制しあい生計を立てていた。
破滅は、CEFの到着と共に訪れた。実験中のタンホイザーゲートが崩壊し、星系全体を巻き込む
爆発事故が発生した。
星系全体の惑星表面に大きな傷を残すこの爆発事故により、人々に巨大な混乱が訪れるなか、
CEFの攻撃が始まったのだ。
各王国は即座に降伏し、抵抗したものもCEFの速やかな反撃にあい制圧されてしまった。

ユートピア リコンスカッドの塗装過程

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