今回はヘヴィギアの情景モデル(テレイン)に使えそうなものを紹介しよう。(2018.0729追記)
◆世界観
まずは舞台となる惑星テラ・ノヴァについて軽く説明しよう。
テラ・ノヴァは人類によって開発された植民惑星で、やや高温な惑星だ。
南北の極点に豊かな自然が広がる一方で、赤道は礫砂漠や砂砂漠に覆われた過酷な自然環境だ。
移民たちが様々な形式の都市を形成しており、20世紀スタイルの町並みからSFチックな未来都市、地下都市、昔ながらの砂漠の建物などが混在している。
つまりサイズがあう人類の建物さえ用意できれきればなんとかなるというわけだ。
◆スケール
ヘヴィギアのスケールは1/144(海外で言うところの12mmサイズ)だ。いわゆるガンプラサイズなのだが、ガンプラ関連の商品は一方後から眺めること前提で作られているため、360度みまわすミニチュアゲームのテレインとしては意外と使えないことがおおい。
案外相性が良いのが1/150スケールの鉄道模型。既存のミニチュアゲームでノンスケールで使えそうなもの(岩や丘など)はそのまま使い回せるだろう。
◆紹介
ヘヴィギアを始めた人全員にまずおすすめしている安牌製品がこちら。
ドロップゾーンコマンダーの公式テレイン
Ruinscape Card Scenery Pack
これは都市のペーパークラフトで、手軽で安価、そしてゲームテーブル1卓を補えるというスグレモノ。
正直これだけで良いという人も多いのではないだろうか。
国内ショップからでも通販可能
http://www.ring-tail.com/shop-description.php?La=J&ID=1381929090(リングテイルさん)
http://www.hobbymetal-iconoclasm.com/products/detail.php?product_id=16541 (アイコノクラズムさん)
次にお手軽に手に入るのがトミーテックの建物コレクションシリーズ。
なかでも解体中の建物と廃墟はヘヴィギアにぴったりだ。
またコンビナートセットも良い戦場を提供してくれるだろう。
DP9公式
ヘヴィギアの公式テレインだ。赤道地帯の砂漠に点在する住居 バッドランドホームステッドはやや未来的な小型建築物だ。
http://store.dp9.com/index.php?route=product/category&path=69_71
また謎の人面石は、初期入植者達がつくった原始宗教の名残と言われているが詳細は不明。40kでいうところの双頭の鷲に匹敵する、テラ・ノヴァ感をだす貴重な固有アイテムだ。
プレッサージャパン
https://www.prezza.co/shop
廃墟ビルシリーズにこだわりを感じる。値段もお値ごろでとても良い品物だ。買い占めろ!
ここからは少しマニアックになる。
情景モデルが揃ってもそれだけでは「らしさ」がでない。同じスケールの小物を置くことでスケール感がぐっと増す。
お手軽な方法として1/144~1/150の乗用車を戦場に置いてみよう。ジオラマ感がぐっとでてくるのでおすすめだ。
KATO
http://www.katomodels.com/
Nゲージ 乗用車セット 他小物類
もっとSFな雰囲気がほしければ海外通販を利用するのも手だ。こちらは先ほど紹介したドロップゾーンコマンダーのテレイン作成しているサードパーティーの商品
サードパーティー製のドロップゾーンコマンダー プラボードビル
https://plastcraftgames.com/en/26-designed-for-dropzone-commander
ここからは自作系になる。
そのままでは使えないが少し加工することでテレインとして利用できるものの紹介だ
荒野の惑星テラ・ノヴァだが、局地やオアシスには森林地帯もある。
鉄道模型の樹木を贅沢に使ってエリアテレインを作ってみるのもよいだろう。
※葉っぱがぽろぽろ取れます。でも安い!
スタイロフォームを発布スチロールカッターで切除すれば岩山になる。
この画材を表面に塗ると割れた荒れ地のようになるですごくかっこよい。
問題は石膏なのでこすると削れてしまう点だ。何らかの手段でコーティングが必要かも。
ターナー色彩 メディウム ゴールデンアクリリックス クラックルペースト
子供向けの安価で単純な素材も加工次第でかっこよくなる場合がある。ウェザリング次第だ。
アトムハウスペイントなど、アクリル用水性スプレーは発布スチロールは溶かさないし、乾くと耐水性なので、テレインのウェザイン具にぴったりだ。
つや消しのコートと、茶色系を3色ほど買っておくと重宝するだろう。(ウェザリングのコツは3色くらいの近似色で色味に深みを出すことだ)
https://goo.gl/sLPQSG (アマゾンへのショートリンク)
また、混色が出来る人ならば100円ショップのアクリル絵の具も役に立つ。
茶色、黄土色、緑の3色があればだいたいの土っぽい色はなんとかなるだろう。茶色に緑を混ぜてこさを調節、明るくしたい場合は黄土色を混ぜよう。なんだかぱっとしない、灰色がかった茶色になれば完成だ!ドライブラシよりすこし塗料がついた感じの状態で、筆でザクザクやるだけでなんとかなるぞ。
最後にちょっとした小物としてコンテナがあるとカバーにも使えるしなにより戦場がシマって見える。
ホームセンターで売っているイスの脚キャップはひっくり返すとコンテナになるぞ。
ホームセンターで1つ80円位なのでお値ごろ。
イスのキャップ
https://goo.gl/D61Sjq アマゾン直リンク
アクアリウム(水槽)の飾りだ「オーナメントオブジェ」で検索してみるといろいろ出てくる。
これらのノンスケールテレインは普通のミニチュアゲームには微妙な大きさだが、ヘヴィギアにはちょうどよい場合がある。
https://goo.gl/9hJTPk (アマゾン直リン)
以上、簡単に説明してみた。かっこいいテレインがあると戦場が引き締まる。
「スケール感」と「ウェザリング」を気にしてみるとかっこいい戦場になりやすいぞ!
【Tips】1/144のスケール感を出したい場合は、1/144サイズの「はしご」や「扉」があるとらしさが引き立つぞ。プラ板などを加工して空き箱や既存の建物テレインにつけるだけでも雰囲気が変わる。
【Tips】ウェザリングを筆でするときは「雨で汚れる方向」を意識すると良いぞ。また砂埃としてスティールリージョンドラブなどの砂色で軽くドライブラシしてやるだけでもかなり違う。
以上。参考になれば幸いだ。