ヘヴィギアTips《編成編》

はじめに((18.07.27加筆修正)

自分でアーミーを組んでみようと思った時ちょっとした疑問が浮かぶかもしれない。
最初にそんな疑問に答えてみようと思う。
Q1.
へヴィギアの編成にはHQやトループのように必ず入れなければ入れない兵種はありますか?

A1.
ない。ヘヴィギアにも役割に応じて兵種区分が存在するが、「この兵種を何隊入れろ」といった強制枠は存在しない。

日本でメジャーなSi-FiミニチュアゲームといえばWH40kだ。
40kはポイントを使用したゲームの場合、バトルフォージド編成によるHQやトループといった編成目安が存在することがある。
こういった制約は軍隊で戦争をすることテーマにしたミニチュアゲームにおいてメジャーなことが多い。
ヘヴィギアにおいて40kのトループに相当する一般兵部隊は「GP(ゼネラルパーパス/汎用部隊)」と呼ばれているが、GP部隊が1つもいなくても問題なくアーミーが組める。

 

Q2.
HQ(指揮部隊)は存在しないのですか?

A2.
ない。ヘヴィギアに指揮専用の部隊というものは存在しない。しかし、全軍を指揮する指揮官モデルは存在する。

ヘヴィギアにおいては、いわゆるユニットと呼ばれる部隊は「CG/コンバットグループ」と呼ばれる。
各CGには必ず「CGL/コンバットグループリーダー」が任命される。
あなたはすべてのCGLの中から1人、全軍を指揮する指揮官「CO(コマンディングオフィサー)」を任命することになるだろう。
Q3.
どんなモデルがCOに向いていますか?

A3.
いかに幾つか上げてみようと思う。

>イニシアチブを強化する「Init:X」
ヘヴィギアは毎ラウンドどの軍から動き始めるか、先攻/後攻をイニシアチブロールで判定する。この能力はイニシアチブロールのダイスを+XD6してくれる。
優秀な気指揮官や、指揮強化装備を施したメカニックを使用する指揮官はイニシアチブで有利に立つだろう。
>EWの通信判定に自動成功する「Comms:X」
COとCGLは「CP/コマンドポイント」と呼ばれる特別なリソースを持っている。
CPはCGLが自分の部下に対して使用できるお助け能力だ。CPを消費することで、部下が失敗した攻撃判定や防御判定の振り直しが可能だ。
COになると、CGメンバーだけでなく、すべての味方モデルに対してCPが使用できるようになる。
指揮官モデルから6”以上離れた味方へCPを使用したければ、EW(電子戦)スキルを使用した通信判定を成功させる必要がある。
このため、通信判定が不要になるComms:Xは魅力的な選択肢だ。次点でEWスキルを常にリロール出来る「ECCM(電波妨害防御装置)」を装備した機体も悪くはない。

>通信判定に成功しやすい「EW3+」の機体を選ぶ
Commsの能力はECMによって封じられてしまうこともあるため、実力でCPを通してゆく思想の選択肢になる。
ベテランスキルの「EWスペシャリスト」や、あらゆるEW判定のリロールが可能になる機体特徴「ECCM」があるとこの判定が成功しやすくなるだろう。

>生存性が高い「AR9+」の機体を選ぶ
イニシアチブもCPも指揮官モデルが生きていてこそ発揮される能力だ。
しかし、戦場に安心できる場所はない。高速で動くホバー戦車は障害物を飛び越えながら1Rに20インチ近く移動してくるし
上空から戦場の任意の地点に部隊を降下させるエアドロップ配置や側面から奇襲部隊を出すフランク配置もあり
指揮官は常に狙われてしまう。そんな時最も頼りになるのが装甲値(AR)になるだろう。

 

指揮官に任命する機体選びは重要でもあるが、あえて選択しないという手もある。ヘヴィギアの編成は自由なので君の好みを見つけてほしい。

次の項目からは本格的なアーミーの編成の仕方を紹介しよう。


◆ヘヴィギアのアーミー編成方法

概略

①ゲームで使用する規模(総TV数)を決める。

②CG(コンバットグループ)を編成する。

②-1:コンバットグループの種類(GPとか)を決める。
②-2:機体のUAの欄をみて決めた種類(GPとか)に対応する機体を4機選ぶ。
(同じ装備は原則2機まで、UAが同じなら機種不問)
②-3:GPグループの完成!となります。

③総TVの範囲でCG用意できたら、任意のCGL(コンバットグループリーダー)をCO(指揮官)に任命する。

④アーミー完成!
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編成の流れ

0:はじめに

まずはルールブックに記載されている機体データを見てみましょう。

TV(スレートバリュー)とは?
ヘヴィギアの世界では兵器が持つ戦力を脅威度(スレートバリュー)で能わします。
いわゆる編成ポイントで、TVが高いモデルほど装甲が厚かったり強力な攻撃武器を装備している脅威的な存在というわけです。

 

Modelの補足説明
機体データのモデル欄には一番上にベースとなる基本機体が表記されています。
それから下に、武器違いや、装備違いの派生機種が書かれています。
編成上これらは別のモデルとして扱われます。(オートキャノン装備とバズーカ装備は別の機体)
また「+(CMD)」のように追加コストを支払う追加装備がある場合(バズーカ装備の指揮官モデルなど)は、同一モデル(バズーカ装備の機体)として扱われます。
この住み分けは後述の3:編成の上限数についてに関係します。

 

UAとは?UA(ユニットアヴェイアリティ)の補足説明
ヘヴィギアは”コンバットグループ(CG)”と呼ばれる部隊を組んで戦うゲームです。
各CGは役割に応じてUA(ユニットアヴェイアリティ)コードと言うものが設定されています。
機体データのUAは、この機体が「どんな仕事に向いているのか」を表しています。

 

UAには様々な種類があります。いかに代表的なものを説明してみましょう。

【一般的なUA分類コードと役割】

[GP]ゼネラル・パーパス/汎用部隊:
前線部隊と後方の二線部隊に運用される汎用部隊だ。
編成、補給、整備の簡易化ができる統一規格の量産モデル部隊は、非常に一般的だ。
低コストで運用しやすい反面、性能面でも劣っている場合が多く、遮蔽を活かした戦いが求められる。

[SK]ストライク/打撃部隊:
突破、包囲、機動戦に投入される部隊だ。
様々な種類の強力な兵器を運用できるので攻撃の起点になる部隊であり、突破力となるだろう。

[FS]ファイアサポート/火力支援:
重火力で防衛陣地破壊をする部隊だ。運用する武器は長射程だがセンサーロックが必要になるため、偵察部隊(RC)との連携が重要になる。
操縦性能(PIスキル)が低く、接近戦に弱いので、敵のGPやSKから護ろう。

[RC]リコン/偵察部隊:
火力支援(FS)の支援砲撃の目標を見つけてくるのが偵察の主な仕事だ。電子戦に長けた機体も居る。
前線での偵察、通信は非常に危険なので、コスト高になっても回避性能が強化される傾向にある。

[PT]パラトルーパー/空挺部隊:
訓練された選抜兵士達だ。
空挺降下によって、敵の布陣の脆弱な重要地点に降下して目標を破壊する。運用の性質上生還率が低い。

他にも軽戦車部隊(LT)や山岳兵(MT)、特殊部隊(SF)など様々なUAが存在します。

UAはどのような役割のCGを編成するか?の目安なるでしょう。

———————-

1:プライマリーユニットの決定。
CG(コンバットグループ)はPU(プライマリーユニット)とSU(サポートユニット)で構成されています。PUは文字通りこのコンバットグループの中核になる部隊です。まず編成する部隊のUA(つまり役割)をイメージして(火力支援をしたいのならFS(ファイアサポート)、陣地突破をしたいのならSK(ストライク)などの中から)1種類のUAを決定してします。この決定したUAがこの舞台に編成できる機種の「縛り」になります。
この部隊をプライマリーユニット(PU)と呼びます。

【Tips】先に使いたい機体をいくつかえらんでおき、選んだ機体に共通するUAからPUのUAを決定するとスマートかもしれません。

 

2:編成する機体を選択する。
モデルには装備違いのバリエーションがまとめられてリスト化されています。
リストの中からUAが合致するモデルを選択できます。ユニットを作成するにはA(アクション)値の合計による「縛り」があります。
モデルに設定されたA(アクション)値が「4以上~6以下」になるようにモデルを選択してください。
※モデル数ではなく、アクション値の合計で管理されます。

【Tips】ユニットに入れるモデルはUAが合致していれば、違う機種、違う兵種も混ぜられます。例えば、ノースの場合、「グレナディアインファントリースカッド(歩兵1A)」「ベア(ギア1A)」「シミターアサルト(ギアストライダー2A)」の3モデル4Aで、UAがFS(火力支援)のユニットを作成できます。

 

(例1:UAがSKのブラックマンバとUAがSKのダイアモンドバックとUAがSKのドレイクで、プライマリーユニットがストライクのコンバットグループ(CG1 PU:SK)を作る。)

(例2:UAがINのライフル歩兵とUAがINの兵員輸送車で1部隊を構成する。)

※補足:1
モデルのTraits(特徴)欄に[vet] (ベテラン/熟練兵)が設定されているモデルは、UAが合うならば自由に編成できます。(ベテランユニット以外にも編入できます。)

※補足:2
モデルのTraits(特徴)欄に[Limited:X] (リミテットアヴェイアリティ/特殊編成)が設定されている場合、追加の編成制限を受けます。同一のLimited:Xを持つモデル同士でしか編成できません。

※補足:3
モデルのTraits(特徴)欄に[Support](サポート/支援専用機)が設定されている場合、追加の編成制限を受けます。このモデルはSUにしか入れられません。

 

3:編成の上限数について

ヘヴィギアでは1ユニットで使用できる同一装備モデルの数に制限があります。基本的にはPUに2機、SUに1機までしか入れられません。例外がある場合はUAの横に数字記号が設定されています。

【Tips】ノースのハンターを見てみるとUA(編成制限)は「GP(0+),FS, ST, HT」となっている。これは「UA:GP(汎用部隊で使う場合)ならばPU(主力)、SU(補助)どちらで使用する場合でも機数制限なく入れて良い(=ハンターだけでPU6機+SU3機の編成が可能)」であり、「UA(編成制限)が、FS(火力支援部隊)かST(歩行戦車部隊)かHT(重戦車部隊)のPU(主力)で使うは2機まで、SU(補助)で使う場合は1機まで入れられる」という意味になる。

 

 

4:コンバットグループリーダー(部隊の指揮官)の任命
PUを作成したら、編成したモデルの中から1機だけコンバットグループリーダー(CGL)を必ず任命してください。CGLの任命には追加コストがかかりません。CGLはCP(コマンドポイント)とよばれる指揮能力を得られるので、Comms(コムズ/通信機)やECCM(電波妨害防御装置)などの装備がある機体を選んでおくと良い。

【Tips】UAに(CMD)と書かれている機体はCGL専用の指揮官機だ。CMDの機体を選択したならばそのモデルをCGLに任命すること。通常、指揮官は1グループに1名までだが、アップグレードオプションで追加コストを支払えば第二指揮官を任命できる。

————↓慣れてきたら—————

このモデルはUAが(CMD)となっている指揮官専用機や、機体の追加オプションが(+CMD)となっている、指揮官専用アップグレードを選択できます。

 


→コンバットグループの完成!
かかったTV値を合計してください。

 

————↓ここからは選択になります↓————

5:PUの強化
追加コストでクイックスタートブックP73(基本ルール60P)にあるアップグレードを選択できます。
ベテランユニット化、第二指揮官の任命やグレネード、スモークなどの追加装備が選択できます。

【Tips】SCO(総司令官)アップグレードは自軍のCO(司令官)の指揮能力を強化するアップグレードだ。+3TVでCOをSCOにアップグレードすれば、イニシアチブ判定で使用できるダイス数を+1D6できるようになる。

 

6:サポートユニットの決定
望むなら、1つのコンバットグループにサポートユニット(SU)を1つ付けられます。
PUとSUで1コンバットグループ(CG)になります。ゲーム的にはCG単位で1つの部隊としてアクティベーションするので、CGに編入されたPUとSUのモデルは同じタイミングで移動や攻撃に参加できるのです。
SUはファーストフードのサイドメニューのような存在で、上手く使えば、PUの行動を補強できます。
編成方法は、PU同様にUAを1つ選択し、UAに沿ったモデルを選択するだけです。SUはPUと違うUAを選択できます。

(例:ノース指揮官がコンバットグループ1を作成する。PUはFSで2機のクロスボウグリズリーと、1機のコディアックで編成し、SUはRCで1機のチーターを編成した。PUは火力支援(FS)にして、Suを偵察部隊(RC)にしたことで、CG1を起動させる時、この部隊は、火力支援機と偵察部隊が連携して行動できる。FSの3機がブレイスド(照準状態)でスタンバイ(待機)し、RCのチーターがTD(目標誘導装置)で砲撃地点誘導することで、ミサイルを効果的に発射するという運用が可能になる。)

 

7:SUの条件
SUには以下の制限がかかります。

・UAを1つ選択する。PUと違うものを選んでも良い。

・PUが4アクション値で構成されている場合、2アクション値までのSUが選択可能。

・PUが5アクション値以上で構成されている場合、3アクション値までのSUが選択可能。

・同じ装備の同じ機体を編成できる数が減少する。(3:編成上限についてで説明済み)

・強化オプション(5:PUの強化)を選択できない。

・指揮官(CGL)を任命できない。(PUの指揮下の入り、PUの部下として扱われる)。

 

【Tips】最初はざっくりで「PUには半分のおまけユニットがつけられる」と覚えると良いかも。

 

 

以上で編成編は終了です。

「デュエリスト」については後日別の項目を設けます。

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